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ボリンジャーバンドは、標準偏差を用いて為替相場の流れを予測するインジゲーターです。
中心の赤色のラインは移動平均線で、計算には20日前後の数字がよく使われます。その上下に、プラマイ1シグマからプラマイ3シグマまでの計7本の線が描画されます。σは標準偏差を表す記号でシグマといいます。
データが正規分布しているときには、上記のような関係が成り立ちます。
為替相場がー2σを超えたときは売られすぎ、+2σのラインを超えたときは買われすぎとみて、買いや売りのシグナルと判断するのが一般的な見方です。しかし実際の為替チャートをボリンジャーバンドで追っていくと、±2σのラインではダマシも多くみられるため、±3シグマの線まで描画しているトレードツールが多く見られます。またこの見方は、レンジ(もみ合い)相場にあることが前提で、トレンドが出ているときは見方が少し変わってきます。相場が上昇トレンドや下降トレンドにあるときは、上ヒゲや下ヒゲが頻繁にシグマラインを飛び出すので注意が必要です。
売り勢力や買い勢力が強まって、上昇トレンドや下降トレンドに移行する局面では、バンドが上下に大きく広がるという特徴があります。
バンドが大きく広がり始めたときに順張りで買いや売りを入れるという方法もありますが、為替相場が急騰または急落しているときは、直後に反落・反転することもありますのでここでも注意が必要です。
ボリンジャーバンドは、FXで使われているテクニカル指標の中でも特に人気のあるインジゲーターですが、実際に使ってみるとダマシも多く買いや売りのタイミングを見つけるのがなかなか難しいです。そこでダマシの数を減らすために、ローソク足を非表示にして、かわりに1日移動平均線(終値を結んだ線)で売買シグナルを見極めるなどみるなどの方法も考えられます。その他のテクニカル指標と組み合わせながらいろいろと試してみると面白いですよ。下記ボタンをクリックすると、ボリンジャーバンドを使ったFXの練習ができるアプリの画面に移動します。移動平均線やトレンドライン、一目均衡表、RSIなどいろいろなテクニカル指標も試せますので、お気軽にご利用ください。