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FXの一目均衡表の見方と計算式

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一目均衡表は、一目仙人氏によって考案された日本人初のテクニカル指標です。はじめに一般的な一目均衡表の簡単な見方を紹介します。

一目均衡表の売買シグナル

上のグラフはローソク足チャートに一目均衡表を描画したものです。一目均衡表は①転換線(オレンジ)、②基準線(黄色)、③先行スパン1(水色)、④先行スパン2(紫)、遅行スパン(緑)の5本の線から構成されています。先行スパン1と先行スパン2で囲まれた部分(水色の斜線部分)を「」といいます。一目均衡表は、1分足や5分足よりも日足チャートで比較的効果がみられます。

1・買いシグナルその1・基準線が下降トレンドから横ばいまたは上昇基調にかわるときに転換線が基準線を下から上へ抜けるとき。

上図赤丸参照。ゴールデンクロスと同じ見方で好転といいます。為替相場がレンジ(もみ合い)で動いているときはダマシが多くなるので注意が必要です。

2・売りシグナルその1・基準線が上昇トレンドから横ばいまたは下落基調にかわるときに転換線が基準線を上から下へ抜けるとき。

デッドクロスと同じ見方で逆転といいます。①の買いシグナルと同様に、為替相場がレンジ(もみ合い)で動いているときはダマシが多くなるので注意が必要です。

3・買いシグナルその2・価格が厚めの雲を下から上へ抜けたとき。(価格が先行1および先行2両方のラインを抜けたとき)

雲より下にあった為替相場が、先行スパン1を抜けかつ先行スパン2を抜けたとき。(下図赤丸参照) この雲が上値抵抗線となって、先行スパン1や先行スパン2を抜ける前に反落することが多くみられます。この性質を利用して逆張りをはるトレーダーもいます。

4・売りシグナルその2・価格が厚めの雲を上から下へ抜けたとき。(価格が先行1および先行2両方のラインを抜けたとき)

雲より上にあった為替相場が、先行スパン1を抜けかつ先行スパン2を抜けたとき。この雲が下値支持線となって、先行スパン1や先行スパン2を抜ける前に反転することが多くみられます。この性質を利用して逆張りをはるトレーダーもいます。

5・買いシグナルその3・遅行スパンが為替相場を下から上へ抜けるとき。

好転といいます。

6・売りシグナルその3・遅行スパンが為替相場を上から下へ抜けるとき。

逆転といいます。

為替レートが背雲を抜けたところ

計算式

1・転換線:当日を含む過去9日間の最高値と最安値の合計を2で割った数値。この数値よりも、現在の為替相場が上にあれば、過去9日間の均衡点と比較して現在は売りよりも買いが優勢であることがわかります。

2・基準線:当日を含む過去26日間の最高値と最安値の合計を2で割った数値。この数値よりも、現在の為替相場が上にあれば、過去26日間の均衡点と比較して現在は売りよりも買いが優勢であることがわかります。

3・先行スパン1:基準線と転換線の平均値を、当日を含めて26日先行させたもの。

4・先行スパン2:当日を含む過去52日間の最高値と最安値の合計を2で割った数値を当日を含めて26日先行させたもの。52日間上昇し続けた場合、その後に売りと買いの勢力が均衡する点はその半分の26日後になるだろうとする予測に基づいて算出されたもの。

5・遅行スパン:当日の終値を当日を含めて26日遅行させたもの。

転換線は短期(9日)トレンド、基準線は中期(26日)トレンド、先行スパン2は長期(52日)トレンドに対する均衡点を、先行スパン1は短期と中期に対する均衡点を表しています。雲に厚みがあるときは、短期中期と長期との関係において過去にトレンド転換があったことが分かり、雲が薄いときはレンジ(もみ合い)相場が続いていたことが分かります。

 




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