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指数平滑移動平均線は、直近の日付の価格に重みを付けて計算した移動平均線で、英語の頭文字をつなげてEMAともいいます。 これに対して通常の単純移動平均線はSMAと呼ばれることがあります。計算期間を10とすると、SMAでは10日間の価格を足して10で割った値をつなげていくだけですが、 EMAでは当日の終値と前日のEMAを使って算出しますので、より当日の価格の影響が大きくなっています。
ゴールデンクロスやデッドクロスといった売買シグナルがSMAより早めにでることがあります。
ドル円の5分足チャートです。上図のとおりEMAのほうがSMAよりもローソク足3本分ほど早くゴールデンクロスしています。
ドル円の日足チャートです。上図のとおり、EMAのほうがSMAよりローソク足4本分(4日分)ほど早めにデッドクロスしています。
ゴールデンクロスやデッドクロス、あるいはグランビル8つの法則だけで売買シグナルを追っていると、ダマシがはいって予測に反する動きをすることも時々ありますので、これに対処するアイデアを2つ紹介しますので参考にしてみてください。
(1)底入れを暗示するローソク足パターンと組み合わせてみる。
上図は、EMAのゴールデンクロスと、買い優勢に変わりつつあることを暗示するローソク足の組み合わせ「切り込み線」の組み合わせです。
(2)20本程度のボリンジャーバンドに、5本程度の短期EMAをかきくわえて、バンドの中心線(移動平均線)とEMAがゴールデンクロスまたはデッドクロスするポイントと、±2σや±3σのラインを価格が飛び出すポイントの組み合わせ。
少し見にくいですが、黄色のジグザグのラインが5日の指数平滑移動平均線です。
ほかにも方法はいろいろ考えられますが、左の練習メニューから、FXのテクニカル分析のトレーニングができますのでお試しください。